とび・土工・コンクリート工事(基礎工事)

建築物の基礎の部分を専門につくるのが基礎工事業だが、戸建てなどの比較的小規模なものから橋梁などの大規模なものまで多岐に分かれ、使用する工法も規模や状況によってさまざま。近年は1つの工法ではなく、いくつかの工法を組み合わせた併用工法が求められている。中でも橋梁の基礎工事は、大型特殊重機による杭打ちハンマーやスクリューを使うダイナミックな工法が主流になっている。

青木 満 入職25年目(一級土木施工管理技士・基礎施工士)

丸泰土木(株)(東京都江戸川区)

大型重機を使って杭を打ち
大きな橋梁などの基礎づくりを担っています。

事務所内で工程表を確認し、作業の進捗状況をチェックするのが日課。

現場では臨機応変な判断が求められる

20年間現場で働き、5年前から営業職です。現場では、重機オペレーターなどの職人さんたちを束ね、全体を一つにまとめて作業を円滑に進める現場監督を担当してきました。いわゆる安全管理、進行管理、品質管理ですね。
現場ではいろいろな状況があり、臨機応変な判断が求められます。例えば、終業時間は17時ですが、作業の区切りがつくまで職人さんたちをなだめつつ残業をお願いすることは日常茶飯事。仕事が思った以上にスムーズに行けば褒めるし、危険な行動を察知すれば怒鳴ることもあって、飴とムチを使い分ける。大型の重機を使っての作業が多いので、とにかくケガがないように安全第一を心がけています。

オランダで大型重機を学び、いくつもの橋梁工事に従事

私の場合、東京アクアラインや東京ゲートブリッジなど大きな橋梁の基礎工事を数多く経験してきました。それらの現場で使用した油圧ハンマーは、日本国内で最も大きな油圧ハンマー。40トンクラスの特殊重機を複数台揃えているのは業界内でも弊社だけで、必然的に大きな仕事が回ってきます。

20年以上前、このオランダ製の油圧ハンマーを初めて導入する際に、会社から「誰かオランダで勉強しないか?」という要請にいち早く手を挙げました。現地オランダで構造や運転方法、トラブルシューティングを勉強して帰国。以来、この重機を使う現場には必ず立ち会うことになったのです。大きな橋梁は数え切れないほど経験しました。

左/現場に立ち、現場の責任者として、工程管理や品質管理を担う。突発的なトラブルを回避させる能力が求められる仕事。
右/各種大型重機による杭打ち作業を監督する仕事。

構造物の一番大事な礎(いしずえ)づくりに携わる仕事

この仕事に就いたのは、父親が同じ会社に勤務していて興味を持ったのがきっかけです。土木専門学校卒業後28歳の時に1級施工管理技士を取得し、いろいろな現場を経験して気がつくと「自分にぴったりの仕事」だと思いました。国家プロジェクト的な大規模工事が多いので“地図に残る仕事”と言えますし、家族や友人にも説明しやすいですからね。

ただし、私たちが作る基礎は土の下に隠れて、竣工時には見えなくなってしまいます。でも、その構造物の一番大事な礎(いしずえ)づくりに携わったことは確かですし、 “縁の下の力持ち”的な職種にも誇りを感じています。

現在は営業活動や現場でのトラブル回避で全国各地を飛び回っています。この仕事に就けて本当に良かったと思います。

左と右/基礎工事中の東京ゲートブリッジ 基礎工事の現場では、大型特殊重機による杭打ちハンマーやスクリューなどの作業が多いため、常に危険と隣り合わせの状況が続く。
緊張の連続だが、その分、竣工時の感動も大きいという。

左/東京ゲートブリッジの基礎 右/完成した東京ゲートブリッジ

取材協力:全国基礎工業協同組合連合会(http://www.kt.rim.or.jp/~zenkiren/

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