建築塗装工

構造物の内装や外装を塗装する技能技術者が、塗装工だ。依頼主の要望や設計図を元にして、それに沿った塗装を施すことで、美観の向上や長寿命化などに貢献している。住宅や会社、高層ビル、橋梁、高速道路などの内外装、あらゆるところに活躍の場がある。塗装する構造物の状態などにより、使用する塗料や塗装方法も異なってくるため、熟練の経験と技がものを言う世界である。

戸沢 裕二 入職6年目

平岩塗装株式会社/東京都大田区

インフラに表情を取り戻す  

東京タワーを塗り替えたい

私には東京タワーの塗り替えをしたいという夢があります。当社は、東京タワーの塗り替え工事を行っておりましたので、高校の建築科を卒業後、平岩塗装に入社しました。現在は陸橋の塗り替えを任されています。塗り替え前はさびや損傷がひどかったものがきれいになり、今後も長く安全に使えるようにするのは、とても達成感があり、やりがいのある仕事です。自分が塗り替えた橋を通ると「ここは自分がきれいにしたんだ」と自分の仕事を実感できます。

火気厳禁、常に細心の注意

足場の上など危険な場所での作業もありますが、あわてず周りを確認して作業すれば大丈夫です。塗装の仕事は塗料を使うので、こぼさないように注意しながら作業を進めます。そして、火事には特に注意を払わなければなりません。ですから、絶対に火気は持ち込まない。このことを徹底しています。照明も電球などは使わず、LEDにしています。火を使う溶接等の作業とは、同じ場所で行わないことも鉄則です。

見て聞いて、先輩の技を盗む

新人の頃は当然何も分かりません。先輩の言うことを聞き、その都度メモを取ることが大事だと思います。自分で考えることも必要ですが、見て聞いて学ぶことはたくさんあります。当社では入社してから2年間、東京都塗装高等技術専門校で週1回勉強させてもらえます。基礎から学べて、分からないことも丁寧に説明してもらえます。実務と並行して学習できるので、現場で分からなかったことを学校で確認ができて、非常に有益です。

 

資格を取得して一人前に

今の目標は早く一人前になることです。そのためには、有機溶剤や職長、高所作業車など色々な資格を取らなければなりません。また、土木施工管理の1級を目指し、まずは2級の受験に向けて取り組んでいます。先輩に「仕事をなあなあでやるな」と注意されたことが、鮮明に記憶に残っています。慣れてくるとそういう状態に陥りがちになりますので、常に初心を忘れずに行うことが必要です。相談にのってくれる上司や先輩の存在は大きく、今では、周りの人たちに支えられているということをすごく実感しています。ほかの職種の人たちを含め、休憩時間なども活用して、できる限りコミュニケーションをとっています。

恐怖心があるから安全も保たれる

塗装工事は、高所での作業もあり、私自身も高所恐怖症で高い所は苦手ですが、恐怖心があるから、常に緊張感を持って仕事ができ、安全性が保たれていると感じています。夜間作業もあり、辛いときもありますが、塗装工事はやりがいのある奥深い仕事ですので、自分がやった仕事に誇りを持ち、がんばって行きたいです。

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1年目〜6年目 6年目〜10年目 10年目以降
  • 入職6年目

    周りの人たちに支えられているということをすごく実感しています。
                       


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  • 入職9年目

    熟練の塗装技術に加えて繊細な神経と美的センスが必要です。
                       


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  • 入職23年目

    この時代、この時期に建築業に携わることは何十年経ってもかけがえのない財産になるはずです。


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関連する資格

塗装工事に関して下記の資格があるので、就職したらスキルアップに応じてチャレンジしてください。

資格名 お問い合わせ先 ホームページ
1~2級建築塗装技能士 中央職業能力開発協会 03-6758-2859 http://www.javada.or.jp/
有機溶剤作業主任者 労働安全衛生管理協会 048-885-7773 http://www.roudouanzen.com/
乙種危険物取扱者 一般財団法人消防試験研究センター 03-3597-0220 http://www.shoubo-shiken.or.jp/