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7月27日・28日の2日間、東京・霞ヶ関の国土交通省など各省庁において「子ども霞が関見学デー」が開催されました。
夏休み恒例となっているこのイベントは、省内の仕事や関係する産業について学んでもらおうと、各省庁で毎年開催しており、親子のふれあいを深めながら、広く社会を知ることができる体験活動の機会として提供されています。
国土交通省でも、国土や交通に関するさまざまな展示、体験イベントを行っています。その一環として、建設業界の情報発信を行う建設産業戦略的広報推進協議会(以下「広報推進協議会」)では、建設機械の試乗体験や職人の指導によるものづくり体験、展示などのプログラムを実施しました。
正面玄関脇の屋外スペースで行われたのは、建設機械の試乗・操作が体験できる「乗ってみよう! はたらくくるま!」。建設現場で見たあこがれの機械を体験してみたいと、整理券を握りしめた子供たちが続々と訪れました。
ミニパワーショベルでは、指導員と一緒にレバーを操作してカラーボールすくいに挑戦。女の子も男の子も、自分の手でショベルを動かす表情は真剣そのもの。小学生ともなると一人で上手に操作できる子供もおり、指導員から思わず「明日からでも働けるよ!」と声が掛かる場面も。
一方、高所作業車にも大勢の子供たちが乗り込み、最高12mにもなる高さに歓声があがりました。
同省10階で行われたのは、左官・造園・アンカーの各団体が「職人さんになってみよう!」の体験コーナーで職人による実演を披露しました。
左官職人は“こて”と左官材を使った「塗り壁」や表面をきれいに磨く「光る泥団子づくり」を、造園職人は植物を配置する「ミニ庭園」や石に独特の結び方で紐を掛けた「関守石文鎮づくり」を指導。土砂崩れの原因や表面からは見えないアンカー工法の仕組みについて、職人が模型を使って分かりやすく説明しました。また、アンカー工事の現場に行った気分で記念撮影できるコーナーも。
いずれのコーナーでも、子供たちは自分の手と目で確かめながら、自由に楽しんで、職人の技や現場で使われている工法について学んでいる様子が見られました。
また、今回のイベントでも昨年同様にスタンプラリーを実施。屋外・屋内合わせて5か所のスタンプをすべて集めた子供には、広報推進協議会の委員団体等から寄贈されたグッズを、記念品として子供たちに贈呈しました。
建設産業のあり方や業界内の人材育成の見直しが進む中、建設産業には社会的にも注目が集まっています。
今年度、参加した子供たちと保護者は3,558人。一人でも多くの子供たちに興味を持ってもらえるよう、建設産業が一丸となって取り組んだイベントは、今年も大盛況の2日間となりました。
建設産業戦略的広報推進協議会