大工工事(型枠大工) だいくこうじ(かたわくだいく)

鉄筋コンクリートの建物を建てる場合、型枠という器を組み立て、そこにコンクリートを流し込んでいく手順が必要になります。型枠大工とは、その枠をつくる職人のことです。コンクリートが固まったら型枠を外すまでが一連の流れです。一口に型枠といっても外壁、柱、梁(はり)、内壁、床用などがあり、建物の規模によって種類も異なります。型枠大工の熟練の技術は、鉄筋コンクリートの建造物の強度を支える重要な要素の一つとなっています。

白男川 芳行 入職15年目

株式会社 白進

信頼される
型枠大工に。

プロ野球選手を夢見た少年時代

小学生から少年野球チームで野球をしていたので、その頃はプロ野球選手になりたかったですね。
中学、高校でも野球部に入り野球を続けていました。

「大工」という言葉に惹かれた高校時代

高校まで続けた野球部の引退とともに、将来を考えるようになりました。
当時は、勉強よりも身体を動かすことが得意でしたので、大学へ進学するよりは、働こうと考えていました。知識や経験があったわけではないのですが、建設業は自分には合っていると思っていましたし、興味がありました。
高校3年になると、学校にくる求人票を見るようになり、当時の家から近かったのと、「大工」という言葉に惹かれ、型枠大工として(株)協栄組に就職したのです。
今となっては、家から近いというのは、あまり意味がなかったですね。実際は、現場に直行して直帰しますからね(笑)

下積み時代を経て、型枠大工の大事さを学ぶ

最初は家を建てる「大工さん」というイメージがあったので、「型枠大工」という仕事に戸惑いと驚きを感じていましたね。
1年目は掃除と資材運びをしていました。
当時は身体を動かしていればできましたが、2年目から釘を打たせてもらい、少しずつ仕事を覚え始めると、頭を使うことが大事だと知るようになりました。

結婚を機に変わった仕事への意識!

この仕事を始めて4年目、結婚を機に自分のなかで、仕事に対する意識が変わったと感じています。
今までも頑張ってきたつもりですが、やはり「家族を持つ」という責任感が、より仕事への意識を高めたのかなと思います。
型枠大工の場合、建物の平面図から、頭のなかで立体化して、型枠大工用の細かい寸法や図面に落とし込む作業が重要になります。これを、自分たちのような職人は「拾う」と言います。この作業は「職長」しかできませんし、させてもらえません。この頃から、レベルの高い仕事ができるように努力し始めました。

職長デビューは、プレッシャーしかなかった

下積み時代を経て、「拾う」という作業を覚えるために、23歳頃にマンションの現場で1部屋分を任せてもらえるようになりました。
初めて1現場を職長として任せてもらえたのが26歳頃で、個人住宅の躯体で3カ月程度の現場でした。大きくはなかったのに、屋根をコンクリートで斜めにするのが難しく、正直大変でした!確かに任せてもらえたことは嬉しかったですが、先輩たちの大変さも見ていましたし、自分が「拾った」寸法や図面で建物が建っていくので、責任はしっかりと感じていましたね。

個人事業主として独立

自分でもっと仕事をたくさん取りたいと思い始めたのが独立するキッカケでした。
独立するために資格もたくさん取得しました。

この仕事を目指す方へメッセージ

建設業に対して、皆さんが持っているイメージとは、今は全然変わったと思います。特に対人関係においては、昔と違い、職人全員が「育てよう!」という意識と取組みがなされています。
少しでも建設業に興味があるなら、チャレンジしてもらいたいですね。型枠大工は、形に残る仕事なので「魅力」はあると思います。

平成29年6月に法人化!

業績と共に、「株式会社 白進」として法人化しました。今後は人材をもっと増やして、お客様からも仲間からも「信頼される会社」を目指していきたいです。
この業界は、他社に応援を出すことも多いので、どこに出しても恥ずかしくない人材を育てたいですね。そして、自分ももっと勉強していきたいと思っています。
(平成29年12月 神奈川の某建設現場で取材)

関連する資格

大工工事(型枠大工)に関して下記の資格があるので、就職したらスキルアップに応じてチャレンジしてください。

資格名 お問い合わせ先 ホームページ
1~3級型枠施工技能士 中央職業能力開発協会 
03-6758-2859
https://www.javada.or.jp/
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