とび・土工・
コンクリート工事
(とび)

建設工事の現場で、高所での作業を専門とするのが、とび(とび職)です。作業の種類などによって、足場とび、重量とび、鉄骨とびなどに分けられることもあります。中でも、足場とびは建築現場で必要な足場などを設置する仕事で、危険な高所を自由に動き回る事から、建築現場の職人の間で「現場の華」とも称されています。

大澤 一人入職26年目(1級とび技能士、登録基幹技能者等)

(株)鈴木組(東京都文京区)

有資格者は信頼される
現場の基本は安全第一

あえて厳しい仕事を希望

高校を中退し、父親が働いていたこともあり、1988年に鈴木組に入社して26年が経ちました。負けず嫌いの性格で、同期入社の同僚には絶対に負けたくないという気持ちでやってきました。だから、あえて厳しい仕事に就かせてほしいと会社に頼み、技能や知識、ノウハウを身に付けてきました。下請会社に出向き、現場の仕事を学んだこともあります。入社以来、これが自分の天職だと思っています。

取れる資格はすべて取ってきた

20歳の頃、バブル時代で人手が足りなかったこともありますが、現場を任され職人を采配するようになりました。名実ともに職長となったのは28歳くらいで、JRの駅舎工事でした。当社には現在、都知事認定の職業訓練校があり、20歳で2級、25歳で1級とび技能士を取得するというようなキャリアパスがあります。私の時代にはその様なシステムはありませんでしたが、取れる資格はすべて取得してきました。1級技能士は30歳くらいで取得し、登録基幹技能者も同期の中で一番早く取得し、既に2回更新しています。

資格がうまく機能し始めている

最近は元請企業から有資格者を配置してほしいという要請が多くなっています。登録基幹技能者であると、工事長や所長も信頼して対応してくれます。現場をうまく運営するという意味でも、資格がうまく機能し始めていると思います。

やはり安全が第一

現場運営の基本はやはり安全第一です。安全対策には、うるさ過ぎるほど口を出し、作業員にけがをさせないよう指導を徹底しています。毎日の仕事の手順確認やリスクアセスメントの順守が欠かせません。

朝礼1時間前に現場入り、その日の作業を段取り

今の現場では、職長会会長を務めています。午前7時45分から朝礼が始まりますが、その1時間前には現場に入ります。図面を広げ、段取りや手配を考え、出勤した職人から順に打ち合わせをし、朝礼後すぐに作業に着手できるようにします。午前中に現場を一巡して指示や手伝いをする。昼前には元請けや他職種の職長との打ち合わせがあります。午後には次の日の段取りなどを考えます。

最も印象深いのはドバイの地下鉄工事

これまでに様々な仕事をしてきましたが、一番印象に残っているのは、ドバイで地下鉄工事に3カ月従事したことです。とびでも海外に行ける。現地の職人と一緒に仕事をするのも楽しかったです。

かいた汗の分だけ返ってくる

屋外での仕事は決して楽ではありませんが、若い人には、汗をかいたらその分返ってくる、非常にやりがいのある仕事だと伝えたいです。車を運転していて、以前手掛けた建物を目にしたりすると、とても感慨深く、何とも言えない気持ちになります。

関連する資格

とび・土工・コンクリート工事(とび)に関して下記の資格があるので、就職したらスキルアップに応じてチャレンジしてください。

資格名 お問い合わせ先 ホームページ
1~3級とび技能士 中央職業能力開発協会 
03-6758-2859
https://www.javada.or.jp/
足場の組み立て等作業主任 一般社団法人日本鳶工業連合会 
03-3434-8805
https://nittobiren.or.jp/
ページトップへ